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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)

2003年09月15日

モチベーションって何?

最近、モチベーションが上がるとか、下がるという話が巷(ちまた)で増えている。会社で面白くないことがあると、大方の場合モチベーションは下がるという。一方で、自分が少し得する出来事が起きると、それだけでモチベーションはアップするのだ。「モチベーション」という英語は、最近の日本人の心情にとてもよくマッチした、久しぶりに大ヒットとなった言葉である。不思議なのは、モチベーションのアップ・ダウンというと、自分の努力が十分か不十分かということとは関係のないところの議論に聞こえるのは、これが英語の言葉であるからに違いない。

一方、これだけ良く使われるようになったものの、けっこうモチベーションというヤツは、意外に厄介な代物である。最近の会社経営において、社員のモチベーションが低い、つまりやる気がない社員が多いということが、大きな経営課題になっているというのだ。モチベーション・コンサルティング、もしくはモチベーションアップ研修などという分野のサービスを、日本の大企業が結構なお金を払って導入しているというのである。

やる気のない社員が、会社のお金で 「やる気を出すための研修」 を受けているという状況に、私は違和感を感じる。人からモチベーションをアップするための方法を教えてもらう、もしくはモチベーションアップの仕方を社員に理屈で教え込むという考え方に、私はしっくりこないのである。

実際モチベーションが下がる理由にはいろいろあるはず。主な理由は、会社への不満か。職場の人間関係、給料の問題、昇進がないこと、不本意な異動や転勤などが多いのだろう。

自分で不満な点を具体的に解決するべくアクションをとるしか、モチベーションをアップさせる方法はないと思うが、もしかしたら一日研修を受けさせて、この真実をわかってもらおうというのだろうか。

最悪であるのは、やる気がないまま、いつまでも何も対処せずに過ごしていることだ。会社に強制的にモチベーション研修などに放り込まれる前に、私たちは自分たちの手で、自分のモチベーションアップに取り組むべきであろう。

モチベーションって、結局のところ、人と比較して決めることではなく、自分だけの世界のことじゃないかと思うのだが、 皆さんはどう考えるだろうか。

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2003年09月01日

夏が終わった、転職の季節が来た

夏が終わった。暑い日が少なく、あまり夏を実感しないまま7月、8月が過ぎていった。ボクたちの仕事には、季節による大きな違いはあまりないのだが、8月は転職の総数が多少落ちることは本当である。言い換えれば、9月から転職は増えていくということだ。今日は少し、そんな話の背景を紹介したいと思う。

日本にはお盆休みという習慣があり、その影響で、その前後に業務がスローダウンするのではないか、と想像する人は多いだろう。これはそれなりに正しい。「それなりに」と言ったのは、外資系企業の場合、日本全国が込み合うお盆に休みをわざわざ取らない人が結構多いため、必ずしもお盆の影響を受けないという事情があるからだ。特に採用の判断にかかわるような人は、お盆休みを避けて夏休みをとっていることが多い。

一方、転職事情において注意が必要なのは、外資系企業に存在する外国人幹部の動向である。予想に難くないことだが、外国人幹部の夏期休暇は日本人スタッフよりもまとめて長い期間になる傾向がある。8月から9月上旬にかけて、外資系企業において重要な決断をする外国人幹部が不在となる状況は、ビジネスそのものに大きな影響を与えている。

そのため、9月にはいると、これまでペンディングとなっていたいろいろなケースが一気に動き出すのである。転職活動を7月から始めたが、8月にスローな動きに不満を感じてきた人も多いと思う。 心配はいらない。9月にはその多くが本格的に動き出すのだ。

ボクたちも、9月からは特に気合いがはいる。あきらめず、忍耐強く、一緒によい転職の実現のためにがんばりたいと思う。

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