東京モーターショー
東京モーターショーが開催中である。ボクはこの時期、毎年キャンペーンガール、もとい最新の車を眺めに足を運ぶことにしている。知らない人もいると思うが、東京モーターショーは毎年この時期に開催されるが、トラックなどの商用車と、一般の乗用車の年と交互に行っている。
昨年はトラックなどの商用車の年だった。 乗用車は商用車と異なり、言うまでもなく、派手である。ポルシェ、アウディ、メルセデスベンツ、BMW、プジョーなど、スタイリッシュでお洒落な車が今年も目白押しである。ボクは、自動車業界の採用に多くかかわっているから、この展示会では、毎年知り合いに会うことが多い。旧交を温めるよい機会であるのだ。
一方、驚くことではないのだが、こうした場では、同業のヘッドハンターとも出くわすことがある。「おいおい、ボクが親しいあのビジネスマンが、えっ、あのヘッドハンターとも親しいの?ショック。。。」みたいなことも、たまにはある。 展示会場では、もちろん、新しい人との出会いもある。 ボクは意外と車 (キャンペーンガールも) に目がいっていて、なかなかヘッドハンティングをするような対象者との出会いはないのだが、意外にも、ヘッドハンターらしき人が、あんなざわさわとした展示会会場で、なんだか口説きモードに入っていることを見ることがある。一般客だと思って親切に車の説明をしようと近寄ってきた説明員に、「こんな仕事あるけど、どう?」なんてやるのは、ボクはちょっとデリカシーにかけているような気がしてしまう。だって、その転職先として提案している車のメーカーのブースが10メートルしか離れていないところにあったりするのだから、何とも不思議なものだ。
そういえば、昨年の東京モーターショーでは、面白いことがあった。ボルボのトラックはやっぱりすげーや、と感動して歩いていたら、いきなり目の前に外国人が立ち尽くしており、ボクに日本語で話しかけてきた。「ちょっと時間いいですかー」なんで東京モーターショーで、宗教の勧誘を受けなきゃいけないんや (こんなときはなぜか関西弁を使いたくなるが、ボクは東京生まれである)、といぶかしげに彼の顔を覗き込んだら、何かどこかで見た顔のような気がする。
気にせずに、「何や」と (いやホントはもっと優しくこたえているけど) こたえると、「キャリアに関心はあるか」という。何だそれ!ワイは車とキャンペーンガールの鑑賞だけで忙しいんやでー、と思いながら、引き続き話を聞いていると、この外国人は、ボクをボルボの社員だと思っていることがわかった。このあたりで、ボクはぴんと来た。「同業者だ!」
そのアト、ボクは自分の素性をすぐに明かした。どこかで見た顔だと思ったのは、会社の近くでよくすれ違う男だった。会社名を聞いたら、やっぱり僕の会社の近くにある競合先の外資系ヘッドハンティング会社のスタッフというじゃないか!ボクは別れ際に、「よかったら、うちで働かない?」と、逆ナンパならぬ、逆ヘッドハンティングしておいた。効果のあるなしは別にして、彼の積極性を買ったからだ。なごやかな雰囲気のまま、ボクは彼に別れを告げ、引き続き、美しい車と xxxのボディーの鑑賞に戻った。
今年、ボクは10月29日水曜日の午後、東京モーターショーに行く予定にしている。 今年はどんな出会いがあるだろうか?外国人ヘッドハンター諸君、そろそろ僕の顔を覚えてね。なんだかワクワクしてきた。
