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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)

2003年11月30日

12月11日、講演会開催

最近、僕は駒澤大学の先生、そしてゼミの大学生たちと交流をもつようになった。僕の仕事は、ベテランのビジネス人と会う機会が多いのだけど、まだほとんど社会経験が少ない学生たちとの出会いには、とても新鮮な気持ちがした。

そんな20歳前後の学生たちが一生懸命、僕の本を読んでくれて、それをもとに一緒に討論する機会を作ってくれた。11月17日、それが実現した。そのときの様子は、こちらのリンクから見ることができる。

さてそんな学生たちの熱意に、さらに付き合うことにした。12月11日木曜日、駒澤大学の中央講堂(230人収容)にて、伊藤忠商事のビジネス人と講演会を行うことになったのだ。経営学部のゼミの学生たち7人がプロジェクトチームを作り、この講演会を運営する。僕は今からとても楽しみにしている。学生たちの中には、来春社会人になる人たちもいるし、これから来春にかけて就職活動を始める人たちもいる。今回の座談会が、いい思い出になってほしいし、彼らが満足するような成功を収めてほしいと、今からそう願っている。

ちなみにこの講演会、僕と縁の深いビジネス人を誘って一緒に行うことにした。伊藤忠商事で働く商社マンである。彼は、一橋大学商学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。その後今日まで、鉄鋼ビジネスを手がけてきた。そして約一年前から、2,3年の期限付きで伊藤忠商事の労働組合に出向している。

ご存知の人も多いと思うが、大手企業で働くビジネス人にとって労働組合に出向になることは、大いなる栄誉である。というのも、労働組合を経験することは、将来の経営幹部になるためのひとつの登竜門であるからだ。日常業務を離れ、巨大企業の労働組合の幹事として労使交渉に当たることは、とても貴重な経験になるからだ。

実はこの伊藤忠商事の商社マン、32歳の男性だが、彼は学生のときに、当時住友商事で働いていた僕の元へOB訪問に来てくれた。そのことが縁で、10年もたつ今、僕たちは今もつながっている。当時の僕は駆け出しの商社マン。彼は学生で就職活動中だった。年はそんなに離れていなくても、社会人の僕と学生の彼の間には大きな距離があった。

ちなみに僕は彼の大学のOBではない。彼は自分のツテを使って、僕に電話をしてきてくれたのだ。そのちょっとした行動力が、その後10年の付き合いにつながったのだ。当時あれだけの距離感があったにもかかわらず、今でも同じ社会人として悩みを分かち合い、助け合い、おいしいお酒を交わせるようになった。

駒澤大学の学生たちにも、僕たちが経験したような「新しい出会い」があるのではないかと思っている。 勇気を出して行動してみることが、とても大切である。12月11日の講演会では、集まる学生たちに、「小さな行動力が大きな結果につながる」というような話をしたいと思っている。

もし関心がある方がいたら、ぜひその日の講演に来てほしい。もしこの日記をたまに読んでくれている方がいたら、 ぜひ遠慮なく声をかけてください。

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2003年11月25日

マニラ旅行記・パート1

フィリピンの首都、マニラに行ってきた。マニラに行こうと思った理由は単純だ。行ったことがない場所に行ってみたかったのだ。最近の自分は、仕事にも脂が乗ってきて、心身ともにバランスが取れている。それがゆえに、何か自分の常識という殻を打ち破るような刺激がほしくなったのだ。

実は、10年以上日本に滞在しているという中国系フィリピン人のビジネスマンと、過去半年間お付き合いをしてきたことがきっかけで、マニラ行きが実現したのだ。というのもその彼が、マニラにしばらく戻っているという話を聞いて、それで僕も行ってみようと思ったのだ。ローカルの知り合いがいれば、旅は俄然、クオリティーが増す。これまで多くの国々を訪れてきたが、今回の旅は、僕にとって新しい発見がたくさんあった。

正直、少し不安はあった。マニラは治安があまりよくないことに加えて、最近の中東情勢の悪化の影響もあり、テロに対する警戒を強めていたからだ。実際行ってみて、そのことは肌で感じた。シャングリラ系列のホテルに泊まったのだが、常に24時間警備をしており、ホテルに入るたびに麻薬犬のチェックを受け、また金属探知機にもかけられた。そして念入りなボディーチェック、荷物チェックも受けた。ショッピングモールや空港も同じである。

交通渋滞は、バンコク以上である。排気ガスもひどいが、それよりも運転マナーの悪さは、想像以上である。道路は、まるで歳末のセール会場のようであった。我先にと交差点に車が飛び出す。クラクションは鳴り響き、猛スピードで走る車の合間を縫うように、タバコなどの日用品を肩に乗せた物売りが、道路の真ん中を駆け抜けていく。4日間の滞在の間に、僕は3回事故を目撃した。すべて車と車の衝突事故で、それが渋滞をさらにひどいものにしていた。 路上にあるのは車やバイクだけではない。フィリピン独特な乗り合いバス、自転車タクシー、そして馬車まである。特に馬車には驚いた。環七くらいある広いアスファルトの道路を、馬車が車線変更をしながら車と一緒に走るのである。僕はチャイナタウンから一度だけその馬車に乗ってみた。裏道を通って近道をしていくために、街灯がほとんどない場所も通り、「ちょっとヤバイんじゃないか」と思うような路地も突き進んでいった。しかしそのおかげで、日ごろ目にしない光景が目に飛び込んできたのだ。

路上で生活する人たち。そして夜9時を過ぎているのにもかかわらず、路地に集まって遊んでいる5,6歳くらいの子供たち。 崩れ落ちた建物。そして電気のともらない街灯の数々。当然、そのあたりには店などひとつもない。建物も廃墟のようになっていた。 夜遅い時間に、路上に子供たちがたむろしている姿に、僕は胸を痛めた。「これぞまさにストリートチルドレンなのだろう」、と思った。特に、マニラのような場所においては、貧困の問題に加えて、親のわからない子供が多数いるのではないかとも思ったからだ。巨大な風俗産業が存在する国であり、日本人にも少なからず原因があるのではないかとも思った。そんな大人社会の犠牲者に、子供たちが重なって見えたのだ。

そんな思いを、僕はフィリピンの友人にぶつけてみた。すると意外な答えが返ってきた。「子供たちが夜遅く集まって、路上で物乞いをしたり、遊んだりしてるけど、これはいわゆるストリートチルドレンではないんだよ。」 僕の友人はそう切り出したのだ。 もちろん親がいない子供たちも多く、社会問題になっている。しかし旅行者の目に留まる、こうした路上の子供たちの多くは、ストリートチルドレンではないというのだ。不思議そうな顔をする僕に、友人は話を続けてくれた。

「フィリピンには、いわゆるスラム街というのが各地にあって、そこに住むj子供たちの中には、それこそ餓死するような状況にある子供たちも大勢いる。そんなスラム街の子供たちのほとんどが病気を持ち、栄養失調だ。一方、マニラの市街地で物乞いをしている子供たちだけど、確かに身なりは汚いけど、スラム街の子供たちとは、全く置かれている状況は違うんだよ。」 そう彼は言うのだ。

僕は少しずつ話に引き込まれていった。「マニラの路上にいる子供たちの親は、仕事を持っていることが多いんだよ。子供たちは親が帰ってくるまで、皆で集まって路上で遊んでいるんだ。あの子供たちの親は、たいていが貧民層の子供たちには違いないけど、家はあるし、毎日食事もしている。本当のスラム街の子供たちとは違うんだ。」確かに、そういえば、皆、走り回って遊んでいる。街灯も少ない路地で夜の9時過ぎに遊んでいる姿は異様であるが、笑い声すら聞こえる。確かに餓死寸前の栄養失調の子供たちではない。

僕が近くを通り過ぎようとすると、そこにいた5,6人の子供たちは一斉に手を差し出して、あとを追ってくるのだ。前述のフィリピン人の友人に、このようなときにどうしたらよいのか聞いてみた。すると、「相手にしなくてよい」、と言う。なかなか僕には、そうは割り切れなかった。確かに、子供たちは本当にお金を欲しているのではなさそうであった。もちろんあれば越したことはないだろうが、キャンディーなどを買うためのちょっとしたお小遣い欲しさということのようだった。

僕はポケットからコインを出して、近寄ってきた2,3人の子供に一枚ずつ渡した。 そうするとそれを遠くから見ていた子供たちが、いっせいに集まってきて、あっという間に10人を超してしまい、道中でものすごく目立つ光景が出来上がってしまった。いぶかしげに見る路上生活者の大人の目が痛かった。普通のローカルの人も、何事が起きたのかと、こちらをじっと見つめている。

10人も集まった子供の輪の中で、コインは足りないし、だからといって、細かいお金もなく、僕はすっかり困ってしまった。結局そのときは、友人の言葉を思い出しながら、100メートルもの間、まとわりつく子供を引きずりながら、子供たちがあきらめるまで早足で歩き続けた。胸が張り裂けそうな思いがした。「自分は、この子供たちのために何もしてやれないのか」、そんな複雑な思いが自分を切りつけていた。僕にも同じくらいの年の息子がいるため、なおさら、心が痛んだ。

ホテルに戻ったとき、息が上がっていた。なんともいえない気持ちがこみ上げてきた。3人にしかコインを渡せなかったのなら、はじめからコインなど出さないほうがよかったのではないかとも思った。もらえなかった7人あまりの子供は悲しい思いをしたのではないだろうかと思った。

しかしである。その直後に、僕には不思議な思いがこみ上げてきた。「いや、自分はこれでよかったのではないだろうか。」そう思い直したのだ。というのも、フィリピン人の友人のアドバイスは、「相手にしない」というものだったが、それは毎日をサバイバルしているフィリピン人の厳しい現状の中で、フィリピン人としての考え方であろう。

一方、僕は日本からフィリピンを訪れた旅行者である。当然ながら、日々飢え死にするほど追い込まれた生活をしているわけではない。「やっぱり、ポケットに入っているコインを全部出したことでよかったのだ。」 僕はそう思い直した。「そのかわり、今度から買い物するたびに小銭を集めて、10枚以上のコインをポケットに入れておこう。」 そう思った。

つまり10人の子供たちに3枚のコインしか渡せないから、渡さないというのは、豊かな国から来た日本人自身の感情の都合の話であるのだ。3枚でもあれば渡せばいい。子供たちの中でも10人のうち、早く僕の手元まで来た子供たち3人が、コインにありつけたというだけだ。全く誰もコインをもらえないよりは、いいではないか。もし餓死寸前の10人だったら、3枚のコインをその場で渡すことで3人を救えるのだから。躊躇したら、10人全員が死んでしまう。だから、「今度からは全員に渡せるように、ポケットにジャラジャラとコインを持っていればよいのだ。」そう思った。

僕はアジアに10年以上住んでいた。英語も幸い話せるし、仕事柄、外国人、それもアジア人とのコミュニケーションもかなりあるほうだと思う。しかし、東南アジアの中でも発展途上の度合いがもっとも厳しい国のひとつである、フィリピンにはじめて訪れてみて、自分は本当に物事の真実を見つめているのかどうか、一気にすべてが疑わしくなってしまった。これまで理解していると思っていることが、もしかしたら間違っているのかもしれないという気持ちになっている。

日本人という視点で、自分の理屈で相手を同情したり、ときには批判したりしているのではないだろうか。僕にはまだ行ったことのない国がアジアにも結構あることにも気がついた。今回のフィリピンに加えてべトナム、カンボジア、ミャンマー、韓国、中国などにも行ったことがない。どこの国も戦争の歴史を引きずっている国々であり、おそらく行ってみれば大きなインパクトを感じることだろう。ローカルの友人がいるところから、まずは訪問してみたいとそう思った。

マニラ旅行記は、一回で終わらせるにはネタが多すぎて、今回の日記だけでは書きたいことがすべてかけなかった。またチャンスをみつけて、マニラ旅行記・パート2を書きたいと思う。

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2003年11月15日

MBAに関心のある人へ

■12月刊行予定である私の新しい著書前文より一部抜粋■

「MBAを取る。」よい志である。カッコいい響きだ。しかし、本当のところMBAを取ってどうしたいのだろう。MBAという肩書きに魅力があるのか。東大卒という響きに共通した威圧感や優越感に似た感情をMBAを取得することで手に入れたいのだろうか。いわゆるブランド志向?それともエリート主義?単に勉強不足だから、学校に通うのがいいという判断なら、高い学費を払ってまでMBAという資格取得にこだわる必要はない。MBAは私たちに具体的に何をもたらしてくれるのか、MBAをとることを決断する前に、もう少し真剣に検証することが必要ではないだろうか。MBAをとった後には、実際何が待っているのだろうか。

私はグローバル企業で成功する人材を発掘するエグゼクティブ・リクルーターである。俗に言うヘッドハンターである。毎日、転職の現場で成功する人材のプロデュースをすることが、私の最大の仕事である。ビジネスマンの方々のキャリアアップや給料アップを実現できなければ、私の仕事は失敗である。よって人材を見る眼を日々養い、グローバル企業の経営者や幹部(外国人も含む)と毎日コミュニケーションをとり、次にどのような人材を迎えいれれば、グローバル企業が厳しい競争に勝ち抜ける、といった話を毎日しているのである。つまり、「成功する人材」を作っているといっても、大げさではないとひそかに自負している。

もう少し正確に言えば、どんな人材が成功するか、またはどんな人材が今、企業の経営課題を解決するために必要かというテーマに対して、正確に答えることができる立場にいる。私が賢いのでは当然なく、私に毎日のように、グローバル企業の経営者や幹部の皆さんが要求を突きつけてくるのである。その要求たるや、厳しい内容であり、かつとても真剣である。私はこのあたりの有益な情報を、もっとビジネスマンの方々に伝達するべきだと考えて、できるだけマスコミの力を借りるようにして、発言を続けているのだ。

MBAが再度ブームになりつつある。数々の国内の夜間ビジネススクールの開校は、働く社会人にもMBA取得の機会を与えている。環境が整ってきたのだ。働きながら、学ぶというライフスタイルが私たちの社会に根づき始めていることは大歓迎である。ようやく欧米社会に、社会人再教育という分野でも近づいてきた。まだまだかなり遅れてはいるが。

本書は、MBA取得をすすめる本ではない。一方、MBAを批判するための本でもない。ビジネスマンの視点で、「MBA取得は得か損か」、これを検証するための本である。私は転職の現場で人材の成功を常に祈っている人間の一人である。同時に、成功する人材のプロデューサーでもある。MBAは当然ながら無視できない、キャリアアップ実現のためのツールである。ただしその強力なスパイスも、間違った料理をすれば、効果を発揮しない。本書が多くのMBAに関心を持つ人にとって、具体的な将来の人生設計を考える際の指南書となってくれれば、この上ない幸せである。

■皆さん、現在原稿は最終段階にきており、編集者の方と一緒に面白い本になるようがんばってまとめています。どうぞ楽しみにしていてください。

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2003年11月09日

飛行機に乗る際に、僕が毎回欠かさないこと

今週、ボクはシンガポールに行ってきた。年に2回、アジアの各オフィスから人が集まって、いろいろと 「あーでもない、こーでもない」 と相談するためだ。こうしたミーティングにどれほどの効果があるのか、賛否両論ある。ただし、日ごろ電話会議と電子メールで、いわゆる『デジタルな』コミュニケーションをとっているため、たまには手間ヒマをかけて、『アナログな』コミュニケーションをとることも悪くないというのが、この種のミーティングの趣旨になっている。7時間近くかかるフライトは結構疲れるが、南国の雰囲気漂うホテルにしばらく滞在するのは決して悪くはない。

ところでボクには、機内で楽しんでいることがいくつかある。そのひとつが、機内で見る映画である。『移動中にはよく眠って、体力を回復しなきゃ』、というほどボクは疲れていない。一方、ひごろはあまり時間がなくて、十分好きな映画を見てもいない。そのため、飛行機に乗るたびに、最初にすることは、映画プログラムのチェックである。 シンガポール航空(SQ)の機内には、オンデマンドムービーが整備されている。いつでも好きなときに、30種類もの最新の映画をビデオで見れるのだ。最近こそ、これは珍しくもないサービスだが、SQの場合、ほとんど、どの時間帯、行き先でも、このサービスを備えた飛行機に遭遇する。これは、ノースウエスト航空や、JALでは経験できない。航空会社によっては、ハズレがあるということだ。

ボクは今回の往復の旅の間に、4本、映画を見た。ジョニー・デップが主演する『パイレーツ・・・・』、カリフォルニア州知事が主演する『ターミネーター3』 、ウィル・スミスの『バッドボーイズ2』、ミスタービーンを演じる俳優 (なんとかアトキンスっていったような・・・)が主演したパロディー『ジョニー・イングリッシュ』である。機内で見れる映画は、娯楽性が高く、大衆ウケする映画に限られるが、まあ、それでもボクにはかまわない。ボクはそんなに映画マニアでもないし、映画評論できるほどの知識もない。玄人ウケする芸術的な映画を、ボクは機内で見るほど上品でもない。ようは、おもいっきり笑えたり、スカッとできる何かがあれば、それで満足なのだ。

もうひとつ、ボクが楽しみにしているのは機内食である。不思議に思う方もいるかもしれない。『機内食なんてマズイだけだから・・・』 こんな意見も多いに違いない。 しかし、ボクは結構楽しんでいる。まず、どんな選択があるのかメニューを見て検討する。そして仮に、メイン料理はチキンと魚のどちらか2通りしか選択できなくても、ボクはめげない。なぜなら、過去の経験的に言えることは、必ず機内食はあまることを知っている。よって、AセットかBセットかという究極の選択ではなく、ボクはAセットの好きなアイテムに、Bセットの好きなアイテムを加えて頼むことにしている。スチュワーデスに迷惑をかけることはない。また恥ずかしがらなくてもいい。ボクがこのようなことを始めたのは、 過去に何度も欧米人が似たような料理の頼み方をしていることを目撃したからだ。皆、堂々とリクエストしているし、たかが機内食でも、自分が楽しめるような工夫はできないこともない。タダ酒を飲みまくればいいというものではない。

ボクはベジタリアンではないのだが、たまにはベジタリアンの料理を注文しておくこともある。これは飛行機に乗る数日前までに頼んでおけばいい。もちろん、余計にお金をとられることはない。同じように、ボクは子供と一緒に飛行機に乗る際には、必ず子供用の料理を頼んでおく。これもお金はかからない。子供におもちゃを用意してくれるのも、事前に話をしておくからだ。このおかげで、子供たちは飛行機に乗ることが大好きである。

もうひとつ、ボクが欠かさないことは、座席の予約である。一人旅、なおさらエコノミーで旅するときは、非常口の横にある座席を予約する。これは何かあったときにいち早く逃げ出したいから、ではない。前に座席がないため、足をおもいっきり伸ばすことがかなうからだ。 この席を狙っている人は、欧米人には多い。 もうひとつ、この非常口近くの席にはメリットがある。この席の真向かいには、スチュワーデスが離着陸の際に座る席がすえつけられている。よって、離着陸の際にそれぞれ20分ほど、スチュワーデスと話ができる。JALあたりのスチュワーデスだと、なかなか相手が乗客と話をすることに慣れていなくて、あまり話が弾まないこともあるが、外国籍の飛行機の場合、スチュワーデスも積極的である。長い時間、立ち仕事が続いているスチュワーデスは、ほんの少しの間でも座ってリラックスできるその瞬間、一人の女性に戻り、本当に饒舌になるのだ。ボクはスチュワーデスをナンパせよ、と言っているわけではない。 (したい人はしてもかまわないが。) 

スチュワーデスの知っている情報には、とても役に立つ話が多いのである。特に、これからシンガポールに行くという際の往路のフライトでは、おいしい中華のお店から、宿泊ホテルの評判、ホテルの特別サービスなど、ボクはこれまでにも何度もここで得た情報で得したことがある。 皆さんにも、飛行機に乗るたびに欠かさないことがあるかもしれない。何か役立つ知恵をご存知な方は、ぜひとも教えてください。

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2003年11月03日

僕もMr.October?

ヤンキースの松井選手は、ニューヨークタイムズに「Mr.October」と命名された。先日のワールドシリーズを始めとして、10月の松井選手の活躍には目を見張るものがあった。偉大なる松井選手(とはいってもボクはアンチ巨人)にあやかるのはあつかましいかもしれないが、ボクは自分のことをひそかに「Mr.October」であると思っている。

毎年そうなのであるが、ボクはどうも10月と相性がよい。毎年ボクの仕事の成績は、10月はよいと決まっている。今年も、幸い良かった。10月の一ヶ月の間に、4人のビジネスマン(ウーマンも)の転職を実現させることができた。これは、けっこういい数字である。外資系企業のミドルからシニアレベルのヘッドハンティングをしている人ならわかってくれるだろう。ボクも年間を通して平均毎月4人決めれるわけではない。

毎年10月は、よい出会いがあるのである。その結果、仕事もよい成果が生まれるという、理想的なめぐり合わせなのだ。

大手外資系自動車会社の営業部長との出会い。 優秀な人物であり、最初に会ったときから、ボクはこの人物は成功するとわかっていた。できることなら、自分が力になりたいと思った。縁もあって、最終的に僕のすすめた外資系企業に営業本部長として入社する運びとなった。面接のプロセスに時間がかかり、候補者を待たせることになったが、よい結果になり、ホッと安心した。

日本の大手電機メーカーに在籍していた30代前半の女性。はじめての転職を支援することになった。今年ボクが担当した候補者の中では最年少である。優秀な女性で面接も順調に進んだが、初めての転職であったため、いろいろと気を遣った。転職先の外資系自動車会社からの評価は、とても高かった。ボクは嬉しかった。

日本の大手電機メーカーの子会社で部長をしていた人物。50歳を超えていた。早期退職制度ですでに退職していた。優秀な人物であるが、年齢で不利であった。また転職の経験なし。まして外資系で働いたこともないため、不安があった。しかしそんな不安は何のその。10人あまりのスモールオフィスだが、外資系の電子部品会社の社長として、新しい世界で飛躍することが決まった。

そして10月の4人目。この人物は、私のホームページを見て連絡をしてくれた人だった。高学歴のエンジニア。英語もできる。年齢もまだ30代半ば。社交性があり、積極的な好人物。海外駐在経験もあり、外資系の自動車部品会社に勤めていた。どこから見ても売れる人材であり、ボクはよい人材と出会えたことに感謝した。このホームページも、すてたものじゃない。ヘッドハンターから見て、とても理想的な候補者であり、ボクもよい仕事ができた。最終的に、専門分野を生かし、同じ外資系自動車部品会社に、高待遇で迎え入れられた。

このように、10月の仕事は今年も絶好調だった。ちなみにボクのかみさんと息子は、10月に誕生日がある。特に息子はぎりぎり30日ですべり込みセーフ。(娘の誕生日は、ちょっとずれちゃって11月である。) 10月の余韻があり、11月も悪い月ではないから、今年もその慣例にならい、がんばりたいと思う。

ボクの仕事の成功は、よい人材との出会いによって確かなものになる。昔、合コンで学んだ法則にも似ている。かわいい女の子の友達は、たいていかわいいのだ。(たまに、この法則がきかないこともあったが。) つまり、優秀な人材の周りには、優秀な人材がいるものだ。ボクは、優秀な人材が持つ優秀な人脈を、とても大切にしている。これがボクのビジネスにおける成功の秘訣なのだ。  

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