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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)

2005年02月26日

水谷修先生が教えてくれた

水谷修先生を知っている人は多いに違いない。マスコミがつけた名前は「夜回り先生」。今晩、NHK教育テレビで水谷修先生の活動を特集する番組(再放送)があった。

存在を知っていたし、本が話題になっていることも聞いたことがあった。ただし、もちろん直接お会いしたこともないし、水谷修先生の講演も聞いたことがなかったため、今日の番組をとても楽しみにしていた。

番組は、水谷修先生の講演をふんだんに盛り込み、水谷修先生の生の声を中心に構成されていた。ものすごい衝撃であった。予想はしていたが、水谷修先生は本物だった。

ここには書ききれないほどの、数多くのメッセージを水谷修先生は発していた。そのうちのひとつを、ここに書きとめておきたい。

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どうせ大人(人)は信用できない、とあきらめちゃいけない。大人にもいい大人と悪い大人がいる。実際、いい大人のほうが悪い大人より圧倒的に数は多いんだ。あきらめちゃいけない。

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大人は誰もが、子供たちの親なんだ。大人である以上、仮に自分の子供がいなくても、社会で出会う子供たちの親であるという自覚を持つべきなのだ。親を必要としてる子供たちは社会にたくさんいるのだ。

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2005年02月20日

歌舞伎から学ぶ「気くばりのススメ」

歌舞伎を見た。高校時代の歌舞伎教室以来である。この歳になって、歌舞伎を見たい、日本文化を学んでみたい、そういう気持ちになっている。なぜか。あらためて考えてみた。

それは、僕の仕事、そして毎日の関心と関係がある。僕の仕事は、人の利害に深くかかわること。合理的に実務的に考えるだけでは、本質が見えてこない。人間の感情は、そんなにタンジュンなものではないからだ。

一昔前に「きくばりのススメ」(鈴木健二 著)というタイトルの本がベストセラーになったことを覚えていらっしゃるだろうか。今から何十年も前に注目されたキーワードが「気くばり」だった。ぼくは今こそ、「気くばり」に注目すべきだと思う。「気くばり」に注目するために、歌舞伎に行きたい、そう思ったのだが、そのあたりの話をしよう。

歌舞伎を見ていると、色々なことに気づかされる。細部にまで凝った舞台装置。役者の表現力のすばらしさ。そして主役と脇役、それぞれがしっかりと自分の役割を演じていることからもたらされる、芸術的な安定感。演技とタイミングを合わせて放たれる効果音の巧みさ。言葉に出さなくても、表情や動作から伝わってくる情感。

現代になって、人と人が携帯電話とパソコンで複雑につながるようになっている。常に誰かとつながっているという状況がある。それだけ僕たちは豊かになったのかというと、そうではないような気がする。それどころか、人との付き合い方が下手になったのではないか。そう実感している人も多いのではないだろうか。今こそ、「気くばり力」に注目してみるのはどうだろうか。(僕は別の機会にこれを、ゴマスリと表現している。)

今こそ、歌舞伎を見に行こう。歌舞伎の語源は「傾く」(かぶく)というらしく、「時代の先端を行く」という意味らしい。歌舞伎の知恵とユーモアを学び、「気くばり」を理解することは、まさに「時代の先端を行く」ことじゃないだろうか。

昨日見た歌舞伎は、マツラボの新しい分科会のひとつ、MJQの企画である。MJQのリーダーは歌舞伎通であるが、「気くばり」のエキスパートである。このことも、僕らが歌舞伎から学べることが何であるのか、実によく表している、そう思った。

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2005年02月15日

職業安定所の職業紹介

今週からゼミ員のきーちゃんの日記が始まった。僕は個人的にとても楽しみにしていた。きーちゃんは、職安でカウンセラーをしている。毎日、現代社会のある特別な断面を見つめ続けている人である。人間の生々しい部分に触れることは、なかなかしんどい仕事であるに違いない。職安に通う人たちと毎日接しているきーちゃんが、何を感じて、何を考えて毎日過ごしているのか、今回ばかりは、マツラボの特権で、じっくりときーちゃんの日記を読ませてもらえることを嬉しく思う。ほかのゼミ員の多くも注目しているに違いない。

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2005年02月13日

外国人の心の制し方

日本で生活をしていて、外国人と日々接する人はどのくらいいるだろうか。僕の場合、仕事では毎日外国人と接するが、私生活では、ほぼ皆無である。

外国人と接する際に、お互いに利害関係がなければそんなに心配することはない。その逆の場合、つまり利害関係が存在する場合は、外国人との接し方をよくよく考えることが求められる。どんなに英語を話せても、中学以降大学まで海外生活をしたというようなタイプの日本人でもない限り、外国人の心を理解することは至難の業である。

僕自身、子供の頃、4年半海外生活をし、その後、1年間米国の大学に留学、それ以外にも6年以上、
海外で仕事をしている。海外旅行の回数は、数え切れない。(いや、本気になれば多分数えられるが、面倒。) 約12年の海外生活をしても、そこそこ使える英語を話せていても、いまだに外国人の心がわからない。

一定のパターンはある。外国人(といっても、正確には米国人、欧州の人々、アジア系では、ぜんぜん違うのだが)の多くは、自己主張が強く、自己顕示欲も強い。フェアであること、自由であることを求める
が、必ずしも自己責任というわけではない。

外国人と接する際に僕が気をつけていることは、まずは相手のニーズを理解しようとすることだ。ギブ&テイクをこころがけ、基本的には、簡単に相手を信用しないが、フランクに付き合いを持つようにする。

重要なことは、相手の自由を束縛しないようにすることだ。相手に自分の意見を押しつけないことも大事である。そして、できる限り、ジョークをまじえて話をすることも大切。

外国人と接するとき、僕はこの程度のことを意識している。これで基本的には外国人の心を制することはできる。僕自身が仕事で外国人と付き合う際には、これで事足りている。

文化や歴史が違う外国人と、コミュニケーションをとることは、そう簡単なことではない。毎日、仕事で外国人と密接に付き合っていれば、このことは嫌というほど実感するものだ。あまりに仕事の現場で外国人と接しているため、僕のプライベートの時間には、あまり外国人とお付き合いする余裕がないのが現状である。

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2005年02月08日

「プロジェクトX」を見て、勇気を授かる

プロジェクトXというNHKの番組を知らない人はいないに違いない。毎週火曜日の午後9時15分から、色々なジャンルの話にスポットを当てて、人間の力強さ、すばらしさをクローズアップしてくれる。ファンは全国に多いに違いないが、僕もその一人である。

生きるってすばらしい、そう実感させてくれるストーリーの数々。派手ではないが、志を持って生きている、優れ者が登場する。人間として、こだわっていきたいこと、自分が大切に思う気持ち、ちょっとした親切心など、人間のソフトな部分にスポットライトを当てて、丁寧な番組作りがされている。

僕は仕事をする際に、挫折しそうになったり、失望しそうになることがある。そんなときは、火曜日が待ち遠しい。中島みゆきの地上の星が流れるクライマックスでは、目頭が熱くなる。自分には、まだ勇気が足りないと思う。もっとがんばりたい、もっと熱く生きたい、そんな思いがこみ上げてくる。

プロジェクトXは、人生の応援歌である。もしまだ見たことのない方がいたら、ぜひ火曜日は早く仕事を終えて、じっくりとこのすばらしい番組を見て欲しい。もし人生に疲れて、将来の方向性に迷っている人がいたなら、プロジェクトXを見れば、勇気を授かるだろう。

この番組が長寿番組になることを心より望んでいる。

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2005年02月03日

責任の女神Statue of Responsibility

自由の女神が、フランスから米国に贈られたものである話は知っている人も多いことだろう。今、責任の女神をアメリカで建てようという動きがあるという。

www.statueofresponsibility.com これは本当の話。実は、2月2日早朝、MBC(マツラボブレックファースト倶楽部)で、あるゼミ員が話題にしたのがきっかけで、その後、別のゼミ員が、リンクを探し出してくれた。

自由の大切さはいまさら言うまでもなく、特に米国では建国の精神にもうたわれるほど、自由は尊重されている。MBCの集まりでも、結局ぼくらが求めているのは、自由なんだという結論に達した。

一方、米国をいい例に、自由を主張するあまり、責任を取らない人も同時に増えてしまった。最近、自己責任という言葉がクローズアップされているように、自由には常に責任が伴わなければいけないということを、あらためて考える必要があるということだ。

人に依存したまま自由を得ることは難しいだろう。リスクもとらずに報酬を増やそうとするのも、虫がいいに違いない。自己責任を自覚した上で、自己投資し、向上心を育て、自由を獲得していくというアプローチが大切ではないだろうか。

自由&責任の女神を心の中に持ちたいと、そう思った。

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