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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)

2005年06月19日

思いがけない採用もある

自分が提案した候補者の方が、最終選考に残った3人の中で、残念ながら3番目の評価であるという話を聞いた。どう順当に考えても、この話、うまくまとまりそうもない。理由を尋ねると、業界経験が十分でないという。異業種の経験を評価したと言っていたのに、いまさら業界経験が不十分だなんて・・・。こんな話、いたるところに転がっている。

採用は優秀さの競争で決まるわけではない。この当たり前の事実が、意外に自分がその当事者になるとわかりにくい。面接官の評価に一貫性がないこと、主観的な要素が多いことはいうまでもない。現実的に存在する採用の裏舞台は、もっと生々しいものである。

前任者がXXのような人だったから、その人にどことなく似ているこの候補者は避けたほうがいい、などという判断もある。当然、前任者の評価が低いことは、新しく応募する人にはまったく関係ないこと。ただし、なんとなく前任者に似ているというだけで、この人はチャンスを逃す。似ているというのが、同じ会社の出身であるとか、下手をすると外見や話し方が似ているなどという、半ば信じられないような理由で、面接を落とされていることすらあるのだ。

次に多いのは、この人はうちの会社にあわないだろう、という種のコメントである。明確な理由がある場合はまだうなずける。過去の失敗例にケースが似ているとなれば、リスクをとりたくない採用側の心理もわかる。そうではなく、その人の身なりや、雰囲気があわないというだけで、採用を見送られるケースも少なくない。本人は、なぜ縁がなかったのか、もうひとつ腑に落ちないことだろう。

一方、思いがけない採用もある。

最初に話した事例を思い出して欲しい。3人の最終候補者の中で、自分の提案した候補者は3番目の評価だという。にもかかわらず、その候補者に意外にも早くチャンスがめぐってきたとしよう。手を返したように、採用企業はこの人物を採用したいというのだ。何が起きたのだろうか。評価が変わったわけではない。早々に、この会社は1番手と2番手の候補者を失ったのではないだろうか。評価の高い候補者であれば、他社からも同様に高い評価を得ることも不自然ではない。時間をかけて採用を進めてきた中で、いまさら採用を改めてすべてスタートすることはできない採用企業の事情もある。このように、採用の現場では、難しい状況であっても、最後の最後まであきらめてはいけないのだ。何がどう転ぶのかはわからないのだ。

ヘッドハンターなるもの、ガマン強くなければならない。

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2005年06月12日

最有力候補が一番危ない

完璧な候補者。ついラッキーと叫びたくなるような、そういう候補者と出会うことがある。本人は転職に関心が高く、非常に協力的。キャリアも一貫しており、年齢もまだそんなに年を取りすぎてはいない。英語もできるし、明朗な性格で、プレゼンもうまい。

そんな最有力候補、実は危ない。

書類選考に通らないはずがないこの手の候補者、ぼくらはそんな候補者の転職を決めることができないことが多い。もっと条件がきつくて、本人のモチベーションも高くない、そのような可能性が低そうな難しい候補者のほうが、最終的に苦労した結果、転職が確定することが多い。

いわば最強と思われた最有力候補者。なぜ、そんな人物を決めることができないのか。いくつか合理的な理由はある。

その中で最大の理由は、候補者にスキが生まれることである。自分は、非常に強い候補者であるということを自覚している。ヘッドハンターにも、大きな責任がある。最強の候補者であることを否定しないからだ。採用は、優秀さの競争ではないこと、この原点を見落としてしまうのだ。

採用の現場には、色々な人間的な事情が存在する。結局、人間が判断するのである。人間には複雑な感情が存在する。テキストブックに事例として掲載されるような理想的なケースなど、現実の世界にはないのだ。

これは完璧だ、と思うような最有力候補者がでてきた際は、要注意である。足元をすくわれる。大切なことは、そうした最強の候補者に対しても、ヘッドハンターは特別扱いをしてはいけない。期待を高く持つことは抑えきれないかもしれないが、少なくても、ヘッドハンター自らが、その最強の候補者を上手にリードしてあげなければならないのだ。ときには、苦言を呈することも、この場合は、特に必要になる。このことをよくわかっている僕でも、年に何回は失敗を犯してしまう。

最有力候補者が一番危ないことを肝に銘じて欲しい。

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2005年06月05日

マツラボ・「稼ぎ続ける人」会議のアジェンダ

マツラボ「稼ぎつづける人」会議

○日時 6月9日19:30~21:30
○場所 株式会社総合法令 会議室
○テーマ「稼ぎつづける人」

○お題

1◇「稼ぎつづけている人」に対するイメージ、具体的な人名

2◇仕事とお金に対する意識調査
  ・自分の給料が多いか、少ないか
  ・自分が会社で稼ぐためにしていること、意識していること
  ・あなたがしている自己投資
  ・あなたにとってお金で買えるもの・買えないものとは

3◇『稼ぎつづける人』という本に対して
・タイトルが『稼ぎつづける人はいつもこんなふうに考えている(仮)』と聞いて、どんなイメージの本だと思うか
・『稼ぎつづける』本に期待すること
・『稼ぎつづける人』に関する本の目次には、どのような項目があるとまずは読んでみたいと感じるか(具体的に)

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