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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)

2005年11月26日

話の真意が相手に伝わらないときには。

話の真意がうまく相手に伝わらないことはないだろうか。そんなこと、しょっちゅうだと思った人もいるだろうし、いや、自分の言うことは大体わかってもらえることが多い、と感じた人もいるだろう。何が、違いを生んでいるのだろうか。

相手との親しさや相性が、相手に真意が伝わるかどうかの鍵であることは間違いないだろう。一方、僕たちは親しい人とばかり接しているわけではない。そんなときに、相手に自分の真意を伝えるとなると、なかなか骨が折れるものだ。丁寧に説明しようとすると、それを話が長い、と煙たがれることもある。簡潔にシンプルに伝えようとすると、言葉が足りず、誤解を生んだと責められることもあるだろう。

では、距離の近い人とは、たいていの場合、真意が通じ合っているのだろうか。たとえば、両親や夫や妻、子供などがその良い例である。家族ほど、距離の近い関係はないし、家族であれば血縁関係がある場合もある。お互いに分かり合ってもいいものだが、意外に真意が伝わらず、誤解というすれ違いのまま、生活を送っている人もいるに違いない。

いろいろなケースを考えてみると、結局相手に話の真意が伝わるかどうかは、親しさや相性、距離感も影響があるが、それが決定的な要因ではないことに気づく。では何が鍵なのか。

ぼくは「信頼感」ではないかと思う。家族だろうが他人だろうが、相手の人物に対する信頼感が足りないと、その相手には話の真意がまったく通じなくなるものだ。会社の人間関係などは、とてもわかりやすい事例である。大人の集まりである会社においては、色々な複雑な会話がなされるが、信頼関係の足りないもの同士は、いつも話の真意が伝わっていない。このような場合、非常にストレスの負荷が高くなる。

話の真意がどうも最近伝わらないな、と悩み始めたら、その相手の人との信頼関係がどういう状態にあるか、そっと自分の胸のうちに問いただしてみるといいように思う。信頼感とは、命の次に大切なものではないだろうかと、最近、僕は良く考えている。

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2005年11月17日

頭を使わないと気づきがない。気づきがないと成長もない。

若い人には、未来がある。その未来が明るく幸せな未来になるためには、「成長」が必要である。しかし、この「成長」というのがなかなかの曲者である。若者には悩みが多い。なぜなら、「成長」を実感できないからだ。

ぼくは「成長」しているかどうかで悩む人に対して、次のアドバイスをしている。「成長」するためには、「気づき」が必要なんですよ、ってこと。今までと、まったく考え方がかわったり、モノの見え方、感じかたがかわること、それを「気づき」といいます。「あーなるほど!」というのは、「気づき」の一種ですが、まだそれはかなり弱い「気づき」です。ということは、「気づき」というのも、そう簡単ではないことになる。

ということは、どうしたら「気づき」が生まれるのだろうか。僕の考えでは、「頭を使うこと」。たとえば、仕事でも、慣れた仕事を何も考えずにこなしていくのではなくて、もっとカイゼンできないか、もっと結果はよくならないかと、創意工夫をすることが、「頭を使う」という意味である。特に結果が出ないとき、それは運が悪いだけではない。やり方に問題があるのだ。(仕事量が足りないというケースもある。)

「頭を使う」ことは難しいことか。大丈夫、難しくはない。ただし、これには「強い意志」が必要である。人間は、頭を使っているようで使わない生き物であるから、自分で意識するしかない。楽したいという気持ちは誰にでもあるし、その思いが頭の働きにブレーキをかけるのだ。

若者は、毎日頭をフル回転させるべきだ。仕事量も増やすことも大切。ただ、残業をしていればいいということでないのは明白である。「頭を使う」ことで、「気づき」が増える。そうなれば、あなたは「成長する」。

このサイクルに自分を入れることが、すべての第一歩である。やってみるとわかるが、ここは心地のいい世界である。充実感に満ち溢れ、人生の苦難にも、勇気を持って立ち向かおうという気概も生まれる。世の中や他人に対しても、愛情が生まれてくる。自分に満足し、他人の幸せを心底願えるようになれるのだ。

成功のものさしは、貯金額でもキャッシュフローでもない。まして名声でもない。日々の成長から生まれる、幸せの総和が増えていることの実感である。そう、僕ら自身の内側から自分に対して働きかけることが大切なのだ。

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2005年11月10日

腕を磨く・実績を作る・成長する

腕を磨く・実績を作る・成長する

仕事や職場を選ぶとき、この3つの視点が大切である。給料だけが報酬ではない。これらの3点を得ることも重要な報酬である。これらの腐臭を得ていれば、少々オフィスが家から遠かろうが、上司や同僚がイマイチでも、しばらくの間は転職せずにガマンするのが得策である。

腕を磨く喜び、これは何にも変えがたいものだ。
実績を作ると、自信になる。
成長している実感は、明日も頑張ろうというモチベーションになる。

明日からも頑張ろう、そう思った。

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2005年11月03日

たとえ話で本質をつかもう

論理的思考を持つことが大切であると教える本が、最近めだって増えている。論理的思考を苦手とする人がそれだけ多いということなのだろうが、世の中が複雑さ、多用さを増していく中で、今こそコミュニケーションの大切さが認知されているということなのだろう。

一方、特に最近の若い世代の人たちの中に、何を言っているのかわからない話し方をする人が増えてきてる。本人達は、それが論理的思考に基づいた話し方と思っているのだろうが、僕にはどうも話が薄っぺらく聞こえてしょうがない。ようは説得力に欠けるのである。

実績や経験に基づいて話をしているのではなく、理屈と思いつきで熱っぽく、それを真理だと説くのである。僕は、そうした話し方(メールの書き方なども含む)をする人があまり好きではない。薄っぺらいといったが、正直なところ聞いていてイライラしてしまうのだ。そんなに立派な真理を言葉にするのなら、さぞかしと出下実績を上げているのだろうと思うが、そういう人に限って、本業ではさっぱりダメなのである。

確かに世の中には、ことの本質を上手にとらえた、味のある言葉がある。そうした言葉と遭遇することは楽しいし、読書をしていると、そうした機会は格段と増える。(だから読書は楽しいのだ。)ただ、まだ実績や経験を出していない人が、あまりことの真理をわかったようなことを繰り返し言うのは、どうも軽薄な感じがして、好きになれない。

一部の論理的思考が大好きな若い人の中には、実績を出す前に理屈に走りすぎる人が多い。実績のない人はプロではない。プロでならなければ、サバイバルはデキない。どんな仕事でもいい。自分の今やっている仕事で結果を出すことが先決である。

そうすれば、他人が発見した含蓄のある言葉を真似するだけではなくて、実績と経験に基づいた自分の言葉が体の深い内部から生まれてくるものだ。

ことの本質を相手に伝えたいときには、たとえ話をするのがいいが、そのたとえ話が人から聞いた話ばかりではなく、自らの経験談であれば、その人物には魅力が生まれるし、話にも説得力を生まれるのである。

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