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心動かす交渉術
小松俊明 著
(ナナブックス)

2005年12月28日

話が面白い人

いつ会っても、話が面白い人がいる。特徴はある。

◇元気で、話が前向き、楽観的である
◇話のネタが新鮮、かつ斬新である
◇相手を話に巻き込むのがうまい

テーマは何でもいいのだ。話が盛り上がれば、それはおもしろい話になる。
話が盛り上がるためには、話し手だけではなく、聞き手にも役割がある。

◇相槌をたくさん打つこと
◇いい質問をすること
◇発言の少ない人に話をふること

話が面白い人と一緒にいる時間をもっと増やしたい。

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2005年12月23日

自分が短期間でできたことは、他人もできる

以前はうまくいったことが、いきなりうまくいかなくなることがある。運が悪い場合も当然ある。成功体験を生かすのはいいのだが、世の中は、刻一刻と変化を遂げている。それがゆえに、うまくいかないときは自分に次のような質問を問いかけてみるのがいい。

◇競争状況は厳しさを増していないか。
◇自分は成長しているだろうか。
◇自分には得意技があるだろうか。

ひとつ明確なことがある。自分が短期間で身につけたこと、それは他の人も同じように短期間で身につけることができる。それがゆえに、新しい仕事を始めた頃は、自分の成功体験にあぐらをかく余裕がない。初期に身につけたことは、他人もすぐに身につけて追いついてくるのだ。

他人が追いついてこれないくらいまでのところまでは、きつい上り坂である。謙虚に、人に助けてもらいながら成長できるかどうか、職人の道は容易ではない。

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2005年12月18日

学ばせていただきました

「学ばせていただきました」、こういわれると嬉しいものである。そういう相手が、何をいつ、学んだのかはわからない。それにしても、自分が大切にしているものの何かに気づいてくれたという、相手からの意思表示、それが「学ばせていただきました」という言葉には表れている。

思いがけず、初対面の方から、このような光栄なお言葉を頂いた。特に何かを教えようと思っていた瞬間の出来事ではない。ただ一定の時間、時を共有していた後のことだ。相手の方は、僕の言動を見ていてくれたのだろうが、その中で少なくとも、何かの「気づき」があったに違いない。

僕はあえて言いたい。「学ばせてもらいました」と言えたあなた。あなたには、その「学ぶべきもの」が見えたのである。自信を持っていい。あなたは「気づくこと」ができる人なのだ。気づきのある人は「成長する」。だから、あなたは成長する人でもあるのだ。

「学ばせてもらいました」というこのシンプルな言葉を頂いて、僕とその人との距離がぐっと縮まった。いやいや、本当に学ばせてもらったのは、こちらのほうである。あなたの存在が、僕の心に深く刻み込まれたのだから。

これからも、お互いに助け合っていこう。

寒い季節だから、体調管理を怠りなくしたいものだ。また新しい「学び」をみつけるために、ぼくは毎日を楽しく生きていきたいと思う。

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2005年12月11日

根底に「謙虚さ」があるか

2005年も終わろうとしている。満足のいく仕事の成果を出せた人、本当におめでとう。ビジネスは傍目で見るほど簡単ではないもの。「継続して」結果を出し続けることの難しさは、やってみたものしかわからない。

仕事は、自分が努力をしたからといって結果が出るものではないものだ。以前、「上には上がいる」という話をしたことがあるが、自分がどんなに努力しても、相手のほうが優れていれば、自分は望んだ結果を得ることができない。ビジネスというのは、競争状態にあるからだ。ただし実際は、自分と競合している人が誰であるのか、その姿が見えないことが多く、結果を持ってしらしめられるという構図がある。そこがさらに、将来予測を難しくさせ、問題を複雑化させている。

僕の仕事は、新しい参入者が絶え間なく増えている、そうした仕事である。人材ビジネス、特に中途採用の世界は、市場の拡大に伴い、参入企業、そして個人が激増している。今まで自分の顧客が付き合っていたリクルーターが、メインで3人だったにもかかわらず、3ヶ月たった今期は、いつの間にかその倍に増えているということが珍しくない。

このような状況の中で、誰が勝ち残るのか。僕の答えは、「成長し続ける人」であろうと思う。環境の変化を読みながら、自らの洞察力、知識、スキルを伸ばしながら、ハードワークを続けることができる人のみが、生き残るのだろう。根底に「謙虚さ」があるかどうか、これが成長できるかどうかの鍵になることは間違いない。つまり謙虚さが足りない人は、人から学ぶことが苦手であり、そうした人は、自分が気づいていないだけで、実は成長が止まっており、ビジネス的に見れば致命的である。

そうした「成長が止まった人」は、急速に市場から退場せざるを得ない。(もちろん、僕も例外ではない。)なかなか厳しい世界だ。過去、うまくいっていたというのは慰めにもならないのだ。それだけこの仕事の参入障壁の低さというのは、実は厳しいのである。どんどん優秀な人材が、市場に入ってくる。

人材ビジネスでプロを目指す人に、そっと教えたい。根底に「謙虚さ」があるかどうか、それがあなたの近い将来の成否を分ける鍵となっているのだ。今、調子がいい人も、調子が悪い人も、一度、自分の心に問うてみるのがいい。自分は日々「学んでいるか」。自分は「何をお手本にしているか」。そして、「人に感謝してるか」。成功は、自分のものではない。誰かに教えられて、支えられて、導かれて、今日の自分があるのではないか。それに気がつかない人には、明日はない。逆に、それに気がつき、日々謙虚な気持ちで仕事と向き合っている人は、これから大きく成長する。

2005年を締めくくるにあたり、僕は、もう一度、自分の日々の姿勢について見直して見ることをおすすめしたい。本当に自分の力だけで何かを成し遂げていくということの難しさ、相手の協力を失ったとき、その重さがよく身にしみてわかるものだ。

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2005年12月06日

ひとりひとりが向上しないと、会社は良くならない

いい会社に共通しているのは、いい社員がいることである。もっと具体的にいうと、一人一人の社員が向上心を持って仕事に毎日取り組んでいる会社は、業績も良くなるし、社員も総じて幸せになれるに違いない。会社のために働くという意識よりも、自分のために働いているという意識を社員がもてれば、なおさらその組織は強い。

組織にはリーダーシップが必要である。管理職ではない。模範を示し、自ら率先して皆を導いていく現場のリーダーがたくさん必要である。では、社長の役割は何か。現場のリーダー達の個々のリーダーシップがばらばらになってお互いに利害がぶつかることのないように、大きな目標を立て、もっと自分達のレベルを向上できるようにさらに大きく導いていくことなのだろう。

リーダーも会社の一員である。結局、会社という組織の中で多くの人たちが一緒に仕事をする限り、リーダーを含めた一人一人が向上すれば、会社は良くなるに違いない。

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2005年12月03日

同じ日に3件の外資社長のプレースメントが決まった快挙を祝して。

こんな経験をこれまでしたことはない。

12月2日金曜日、自分が現在フォーカスしているアサインメントに対し、「同日」にまったく違う3社から、オファーが3件出たのである。それもその3件とは、新しく日本に進出する外資系企業2社の代表取締役2件、そしてすでに日本に根ざしている外資系企業の社長のサーチ1件である。

偶然であろうが、3人の異なる候補者は、同日のうちにオファーを受諾したのだ。これは快挙といってもいい。ちょっと自慢っぽくて恐縮だが、長くこの仕事をしてきても、こんなことは一度もなかったから、自分なりにメモリアルデイとなると思っている。

色々と工夫はしていた。候補者とのコミュニケーションをマメにとっていたし、いわゆるexpectation managementをしっかりやっていたといえる。年末にさしかかっているので、前倒しですべてをすすめていた。12月は時間がないという思いから、11月末の決着を目指していた。そのようにスケジュールを組んでいたことも事実。

社長クラスのサーチは候補者があまりいないという難しさもある反面、しっかりとしたコミュニケーションが候補者とできていれば、相手の人はベテランであるため、たいていのことは自分でよき判断をしてくれる。特に無理して説得する必要性はない。

今回の3件は、ひとつは候補者をイタリア本社に行ってもらっていた。本社の社長と面接が終わった後、本人はオファーをされ、現地で受諾してしまったのである。つまり僕は特にクロージングをする必要すらなかったのだ。

もうひとつは、米国本社のシニアバイスプレジデントがたまたま中国に出張で来るというので、そこで最終面接をすることにして、候補者には上海に飛んでもらっていた。そのSVPのフライトが5時間も遅れて、5時過ぎの面接の予定が夜の11時過ぎにずれ込むというハプニングはあったが、最終的にはそのことが原因で候補者の方は精神的に優位に立てたこともあり、無事オファーを獲得。

3つめであるが、こちらはオランダ本社の社長が来日して面接。給料交渉で難航しかけたところ、候補者が自分で直談判したいといいだした。状況から判断して、僕もそれがいいと判断。その結果、予想を数百万上回る金額で無事、オファーが出た。

ツキもあったが、決まるべくして決まったという気もする。思ったようになることばかりではないのが、この仕事。そんなためか、ぼくは今回の快挙が嬉しく、実際夜飲みに繰りだしたのだが、その際にかなり酔っ払ってしまった。

いい年をして、ちょっと恥ずかしかったが、一緒に飲みに行った皆さん、どうぞ大目に見てください(笑)。

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