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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)

2006年04月30日

肯定する力

「肯定する力」の存在をご存知だろうか。その名の通り、具体的には、

・YESということ
・相手を受け入れること
・正しさに気がつくこと

など、あるものをありのままに認めることをさしている。これが実に難しい。

人の話を聞いているうちに、だんだんガマンできなくなってしまったり、ひどいケースは反発を育ててしまうことがある。それだけ、コミュニケーションとは難しいものだ。

「肯定する力」とは、相手の話をよく聞いて、自分が仮に違う意見を持っていたり、相手の意見に批判的であったとしても、他人の意見を一度は肯定的に受け止める力のことをさしている。

「肯定する力」のある人は、総じて成績がいいものだ。

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2006年04月22日

転職を繰り返す人の3つの特徴

こう毎日、ひとさまのレジュメを拝見していると、経歴の上で転職を繰り返す人に共通した特徴に気づかされる。人によっては耳がいたい話かもしれないが、それなりに納得していただける話ではないかと思うため、ここで指摘しておきたい。誰しも、ここで指摘するような傾向はある程度持っているものであり(僕自身もである)、自戒の念をこめてあえて指摘したいと思う。転職を繰り返す人には、大きく分けて3つのタイプがあるように思う。

<転職を繰り返す人の3つのタイプ>

①上司や同僚とのコミュニケーションが下手であり、他人に受け入れられようという努力をするよりも、常に自分の常識、感性に基づいた言動を優先する「お山の対象タイプ」

②成功意欲は人一倍強いが、過去に目立った成功体験はなく、プライドは高いものの、他人の評価は決して高くない、自分の実力を過大評価している「自信過剰タイプ」

③問題の所在は自分にあるのではなくて、常に自分以外のところにあると考える習慣があり、過去の失敗から学べない「懲りないタイプ」

以上を指摘した上で、僕らが気をつけなければならないことを指摘しよう。

・今を生きる 
>> 「いつかはうまくいく」と夢を見るのではなく、目先の目標を一つ一つ達成していこう。我慢は大事だが、成功に対する自分へのご褒美も忘れずに。  

・常にカイゼンの精神をもとう 
>> 学ぶことに喜びを見出し、どんなに成果を挙げても、現状に満足せず、謙虚に努力を続けよう。学ぶ生成がある人には、運が訪れる。 

・朝令暮改を恐れずに
>> 気づいたときが生まれ変わるとき。過去に縛られず、毎朝目が覚めるたびに、新しい自分に生まれ変わっていることを意識しよう。


プライドを持つことは大切だが、それが相手に不快感を与えるようなものであれば、相手に反発されて、結果として、足を引っ張られることになる。

内なる炎を燃やすことは歓迎だが、ぎらぎらと上昇意欲丸出しの人のことは、人は警戒する。こちらも、人に足を引っ張られることになる。

実力以上の自分を演出しようという人には、余裕が見られないためか、かえってチャンスは遠のいていく。

なかなか難しいことであるが、僕は常に上のようなことには気をつけるようにしている。

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2006年04月15日

粘り強い営業魂を見た

ある外資系企業が日本にオフィスを設立することになり、その企業のアジア本社に在住する経営幹部(ドイツ人)と仕事をすることになった。彼は、日本オフィス設立の責任者である。

この人物、なかなかのハードネゴシエーターだった。3ヶ月近く一緒に仕事をしてきたが、いっときはなんてうるさい人物だろうと思ったこともあるくらい、かなりの粘り越しであった。ドイツ人気質を久しぶりに見た。

ひとつハードルを乗り越えると次のハードルが見えてくる。この繰り返しで、少しずつ、採用に至るまでの距離を縮めていった。

一方、彼の営業魂をとくに感じた瞬間は、最後の局面で訪れた。ある特定の候補者が最終に残ったときのこと。彼は自分で最後の詰めの交渉をしたいと言い出した。通常、僕らのような仕事をしていると、なんだかエージェントを飛ばされた気がしないこともないのだが、本件のクロージングでエージェントを通さないリスクよりも、直接交渉するメリットが大きいと判断し、僕は側面支援策に切り替えた。

その結果、途中、若干ひやひやしたが、この交渉はまとまった。ドイツ人の交渉力、粘り越しには、色々と学ぶことが多かった。

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2006年04月05日

昇進する理由・しない理由

世の中の多くの人が昇進したいと思うものらしい。その結果だろうか、今、 働いている会社で昇進できないから、転職を機に昇進しよう(キャリアアップしよう)と考える人がいる。転職の現場にいると、 このような要望を聞くことは意外に多い。話を聞いてみると、なるほど、と思うケースも少なくない。一方、昇進しない理由は、結局本人にあり、 環境を変えても、根本的に難しそうだなあと感じざるを得ないケースも多い。

そこで昇進する理由・しない理由について、ぼくの意見を紹介したい。部下の昇進を実現させるのは上司であり、ひとつの考え方として、 ぼくの上司論を参考にしていただければ幸いである。

上司が部下を昇進させるとき、「よく頑張っているから、昇進させてやるか」という要素もなくはないだろうが、実際は、 そのような理由だけで部下を昇進させている上司がいるとしたら、それはかなりモンダイである。

つまり、頑張っている姿を上司に見せても、部下としては希望する昇進を実現できる可能性は低い。では何が必要であろうか。 上司の立場からすると、部下を昇進させるには、何か明確な本人の実績をみつけることが必要である。それは他の部下ではなく、 その本人を昇進させた理由を明確にする必要があるからである。

ここで注意して欲しいのは、上司の多くは「昇進させたい」から「その理由」をみつける場合も多いということだ。「理由がある」から 「昇進させる」のではないことが多いこと、ここに要注意である。

実際、上司が部下を昇進させる際、上司が考えているビジョン、 つまりチーム作りやビジネス構想に沿った考え方を持つ部下を昇進させようと思うものである。野球のチーム作りを考えてみて欲しい。 監督のビジョンが「走る野球」だとすると、清原選手をレギュラーに抜擢はできない。

部下にとって、上司が何を考えているか、そしてそのベクトルの方向性にあわせて自分をあわせていきつつ、 自らを成長させていくことが重要である。いずれ見識を深め、実績を築き、実力がつく日まで、部下は力を蓄えることが大切である。 そしてその間にも小さい昇進を繰り返し(上司の役に立ち、引き立ててもらうのだ)、ある日、本当に実力・実績が伴なったころ、 いわゆる上司の座につけるチャンスがくる。そのときには、上司となるポジションの手前に来ていなければならない。

世の中には、これができない人がたくさんいる。昇進できる人よりも、できない人がはるかに多いのはこれが理由であると僕は考えている。

世に言うところの「お山の大将」タイプは特に注意である。ビジネス社会は、地域社会とは違うし、 まして趣味やスポーツの世界とはまったく異なる世界である。

 

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