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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)

2007年06月23日

子供の成長が心に響く

人の「親」になったすべての人は共感してくれると思うが(そう願いたい)、「子育て」で学ぶことは、これまでの人生のあらゆる場面(大学、仕事、趣味、奉仕、旅行、その他の社会活動)の中で比較しても、もっとも自分磨きの修行であると僕は確信している。こんなに、自分が成長しなければいけないと、心に突きつけられることは、ほかにはないといってもいい。子育てを前にすれば、どんなに厳しいプロの仕事だって、楽に思える。

逆に、「子育て」とは、それだけ真剣に取り組める、人間としての総合力を駆使したライフワークであるということだ。Hand-on-the-heartで(胸に手を当てて)、このことは誓える。

単純に子供はその存在だけでも神聖なものであり、かつピュアで、かわいいものだが、そうしたものであるのと同時に、無限大に広がる壮大な社会に旅立つ使命を受けてこの世に生をなしたともいえるのだ。

野性の世界を思いおこしてみた。たとえば、ぼくの好きな屋久島ではウミガメの産卵時期になると、あの有名な涙の産卵と遭遇する。そして生まれてきた子供のウミガメたちは、よちよちと大海原に向かって歩みだす。この姿を目を閉じて想像してみて欲しい。夕日に沈む広大な海岸での出来事である。

この子供のウミガメたちは大波に流されながら、自分の運命を試すのだ。人間の子供も、ある意味多かれ少なかれ同じかもしれない。ただ一ついえることは、人間の子供は、ひとりでよちよちと生まれてすぐ大海原に出るのではない。大人、つまり親が一緒になって社会という大海原に出るための準備をしてあげることができる。時間は限られているが、それなりに時間はある。これが「子育て」のイメージであると思う。

確かに子供には子供の人生がある。自分自身を取ってみたって、親と同じ道を歩んではいない。ただし、心の奥底に流れているものは、家族愛であり、モノより「思い出」である。自分の中に流れる人生観と価値観の多くは、反面教師も含めて、親の背中を見ながら身につけたものだ。

子供の成長は本当に心に響く。寵愛するのではない。子供とは、真剣勝負なのだ。ぼくは「子育て」に使命を感じながら、これからも自分自身の人生を生きていきたい。

 

 

 

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2007年06月17日

不動産売買の営業マン

多くの不動産売買の営業マンと接してきた。この業界は、人材ビジネスに通じるものがある、いつもそう思っていた。数打てば当たると思っている営業マンも多いし、とりあえず場当たり的な提案をしてくる人も多い。サービスのいい人もいれば、そうでない人もいる。

売主と買主を仲介する不動産売買の営業マンの仕事は、いい人を採用したい企業と、いい仕事を探したいビジネスマンを仲介しているリクルーターの仕事と、構造的によく似ている。だからこそ実際、できる不動産売買の営業マンの持つ特徴は、できるリクルーターとまったく同じだから面白い。

今週末、なかなかできる不動産売買の営業マンに遭遇した。大手不動産会社ではなく、地元に特化した中小の不動産会社にその人物はいた。不思議なことに、彼とはどんな話をしても、なぜかほとんどの話に納得できた。僕は、リクルーター魂をフルに発揮して、彼との会話を楽しんだ。

そして気がついた。彼には、クリエイティビティーがあるのだ。つまり、単純作業的な仕事とは別に、この営業マンは、しっかりと相手の求めているものをつかんでいるのだ。価値観や人生観から好みまで、会話を通して、少しずつ相手の視点を身につけていく作業をしている。

そして最後に、彼は独自のクリエイティビティを発揮して、的を得た提案をしてくるのだ。このような営業マンからは買い物をしたくなる。良質な買主というのは、営業マンが描くストーリーにのることを楽しむものだ。

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