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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)

2007年07月23日

自分の心が抵抗するとき

やると一度決めても、だんだんと不安が持ち上がってしまい、自分の決心がにぶるような経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。 その典型例が転職。現状に不満を抱いたこと、そしてそのような状況を打開したいと思ったことが原因で行動を起こし、見事、転職を実現。

それが、実は決意したはずにもかかわらず、それもつかの間、今度は自分が行動したことに対する不安が目につくようになります。これが、自分の心が抵抗を始めた瞬間です。
そして多くの場合、時を同じくして強い味方が現れます。そう、会社を中心としたあなたの周辺にいる人たちです。下手をすると、自分がやめようと決心した原因ともなった上司や同僚たちから、引き止めにあっているにもかかわらず、あなたの揺れる心は、自分の決意以上にそうした人たちの声に耳を傾けるようになります。 
不思議なものです。自分の心が抵抗しだすと、手がつけられなくなります。理性すら失ってしまうのです。他人から見れば、それはちょっとおかしいでしょう、と思うようなことを平気で考えたり、自己防衛の言動が増えてきます。

僕らリクルーターという仕事は、転職の現場の仕事です。つまり、多くの人たちが、人生の転機を迎える、そんな現場に立ち会っています。会社を替わろうと思うことは、思いのほか大きな決断です。毎年転職しているようなジョブホッパーの人だって、本人にしてみれば、これが最後、もしくは次は少なくても5年は働きたいと真剣に考えています。

ただ自分の心の抵抗を抑えることは、並大抵のことではありません。僕は、そうした状況になった人を何度も見ていますが、そうした人たちは周りを巻き込み、いわば迷惑をかけながら、結局、自分の心に屈することが多いようです。最初の自分の決断を尊重できる人は、本当に一握りであるようです。
ではどうしたら、自分の心の抵抗にあったときに、それを乗り越えていけるのでしょうか。僕は、次の段階を踏むことをおススメしたいと思います。
① 自分を信じる
どうしてそのような決断に至ったかもう一度整理して考えてみた上で、自分自身を信じて初志にこだわってみる。多くの場合、直感以上に優れた感性はないものであり、それから後づけに見つけた多くの不安要素は、自分の心の弱さのあらわれであると、理性で理解する。

② 自分の心で決める
他人のアドバイス を参考にするのはいいが、大事な決断をしたあとに、再度他人の意見に強い影響を受けるようでは、それは不安を抑えきれていない自分の弱さであると心得るべき。

③ できるだけ早く、自分の決意を親しい人に伝える
自分の心が抵抗を始める前に、自分の親しい人たちに、自分の決意を伝えることは大切。本当に親しい人たちならば、あなたの不安をあおるような助言はせず、あなたの新しい門出を応援してくれるだろう。何事もリスクはあるけれど、挑戦する気持ちが大切なのであって、親しい友人が頑張ろうと決めているのに、あえてマイナス要因を口にするような人は、腹に色々なものを抱えており、決してあなたの本当の仲間ではないのだから。

大切なポイントは、あなたの心の持ちよう、そして
自らの行動、それだけです。これは僕のリクルーターとしての経験値から言えることであり、転職の場合、その人の辞め際の言動が、その人のビジネスマンとしての現在の力量をあらわしており、近い将来の新しい仕事におけるその人のパフォーマンスを示唆しているものです。

自分の引き際(辞め方)、これを機会によく考えてみてください。ぼくは横綱千代の富士の現役引退会見が忘れられません。辞め方が上手な人になりたいものです。

コメント

はじめまして。プロフィール欄で「自分が自らの人生の操縦席に座ったことを実感した」というお言葉を拝見し、感動しました。自由であるということは捨てがたい喜びであるのと同時に、住む場所まで含めて(ちなみに私はオランダでベンチャー企業を経営しています)自分のキャリアは自分で考えて行かなければならないという辛さもあると思います。また遊びに来ます。

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2007年07月03日

字をキレイにかけない子供に伝えたいこと

字をキレイにかけない子供が増えているといいます。注意してみていると、自分の小5になる息子も、学校の宿題などは特に、ノートになぐり書きをしています。この傾向は最近顕著であるようです。なぜなのだろうか、ふとそんなことを考えてみました。

最近の子供たちは、以前に比べて塾に行く頻度も多く、また習い事の数も多いのが特徴です。よってかなり時間管理を上手にやりくりしている姿が目立ちます。場合によっては、うまく時間がやりくりできない場合など、いつも焦っている子供たちの姿が目につきます。実際、僕も遅れがちの子供をあおってしまうことがたびたびあり、これは反省しています。

さらに大人の世界と同じで、子供の世界にもパソコンやコンピューターゲームが入り込んでいます。特にゲームなどは、ボタン操作が早く、どんどんめまぐるしく画面が変わっていく遊び方であり、小学生の子供がそうしたスピード感に慣れている姿を見ると、これも現代特有だなと感じてしまいます。

つまり、字をキレイに書こうとしない子供たちに共通しているのは、いつも時間管理に追われていること、そしてまるでゲームのボタン操作のように、焦って鉛筆を動かして、とりあえず先に進めることを目的にしてしまうからではないかと思うのです。

字を書くことを楽しんだり、何を書くか構想を練ってみたり、そしてきれいな字を書くことで自己満足に浸ったりなど、こうしたアプローチがないようです。

大人も、仕事などでメールを書くときに、パソコンのキーボードをめまぐるしくたたくものです。できるだけ効率よく早く書くために、それは自然な姿として定着していると思います。

ただその同じ姿で、手に鉛筆を持って手紙を書いたり、メモをしたとすると、おそらく自分の書く字というのは、おそらく子供たちと同じように、なぐり書きになってしまうのかもしれません。

もっと字を書くということを楽しんでみたいと思いました。

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