道に迷ったとき
車を運転していたら、いつの間にか道に迷ってしまうことがあります。なんとなく知っている場所だから、気楽に走ってしまって、気がつくと、結構迷い込んでしまったようで、だんだん不安な気持ちに支配されるようになってしまいました。なんだか時間をロスしているし、解決の糸口がつかめず、いやなムードです。
人生って、こんな風に、少し道に迷ってしまうようなときってないでしょうか。本格的にサボっていたわけではないし、何か無茶をしていたわけではない。ただいつもの慣れ親しんだ道を帰っているつもりが、予期せぬ小さな工事現場を迂回して道を外れたとたん、目的地にたどりつけないような感覚、そんな出来事、実際人生にはたびたび起きるものです。
大切な友人や後輩たち、そして身内や会社の同僚に囲まれて、僕は日々生きているわけですが、何かそれもひとつのご縁なのでしょうか、ふと目を閉じて気持ちを集中させてみると、何人かの顔が脳裏に浮かんできます。何か、いわゆる人生の迷い道に入ってしまったかのような人たちです。
そんな人たちに共通しているのは、ぼくの周りにいるそうした人たちは皆、今、「がんばりたい」という気持ちを持っていることです。人生に不安を感じているような顔をしているけれど、皆、なんとかして早く迷い道から抜け出して、自分がほっとして歩める、そんな人生の大通りに抜け出したい、そんな気持ちが伝わってきます。不安だろうけど、皆さんはそんなに大きく道を外れてしまっているわけではない、僕はそう思っています。
まさにその曲がり角の先は、皆さんが知っているあの大きな通りなのです。今もがき苦しみ、焦燥感にいたたまれなくなっていたとしても、疲れで動悸も激しくなっていたとしても、あの次の角の先には、人生がひらけている、そんな気がします。
もうほんの少しなんです。道に迷っているな、そんな気持ちになったときは、できたらちょっと立ち止まって、大きく深呼吸したり、水筒の水をゆっくりと飲んでみてください。一生、迷い道なんてことはないのですから。水を飲んだら、さあ、また走り出しましょう。元気を出して。
うまくいきますって。大丈夫。
