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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)

2008年06月11日

リクルータートレーニングについて

リクルーターといっても、新卒学生のOB訪問に付き合う新入社員のことではない。ヘッドハンターのことである。海外では、ヘッドハンターは自分たちのことをリクルーター(Recruiter)ということから、外資系で働いているヘッドハンターたちは、自らをリクルーターという。

さてリクルーターはどのように教育すればいいのか。新人とベテランでは課題が違うから、トレーニングを一緒に行うことは非効率である。一方、新人リクルーターがベテランリクルーターと議論することで、多くを学ぶことは言うまでもない。リクルーターの仕事は、基本を学ぶことは容易であるが、そこから先が奥が深い。何十年やったからといって、勘所がわからない人はいつまでもわからないし、短期間でも、リクルーターの立ち位置を理解できた人は、成長が早い。

そう、この話はよく色々な場所でするのだが、リクルーターという仕事のもつ性格を理解できないと、いつまでたっても、大切なところで足をすくわれることになる。

ここでは詳細を繰り返さないが、ようは「10人いたら、7,8人はどう考えるだろうか」、常にこうした視点でものごとをとらえ、正確にそれを言い当てれるように訓練を繰り返すことが大切である。

自我が強い人、自己中心的な人、あまのじゃくな人、人と違うことをしたいと思いがちな人、こうした性格の人は要注意である。そうした人は「10人のうち1,2人」しか思いつかないことでも、自分が正しいと思えばその考え方に固執する傾向がある。つまり、自己主張が強い人、性格がきつい人、こうした人は先入観か強くなり、場合によって偏見を持つ場合も出てくる。

過去に多くの新人リクルーターの失敗や伸び悩みの現状を目撃したが、そのほとんどの人が上のような特徴をもっている。だから、僕はこのことは結構自信を持っている。

ではどういう人がリクルーターとして成長が早いか。

考えが柔軟な人、人の意見を尊重する人、自信過剰でない人、素直に人のマネができる人、相手の人をたてることができる人、こんなところだろうか。

世の中に新人リクルーターは多い。1 - 2年で消えていく人が過半数だろう。リクルータートレーニングの必要性は疑いようがないが、基本ばかりをやっていてもしょうがない。実務を通したメンターがいる上で、あとは
定期的にAdvancedなトレーニングを受ける必要があるだろう。今後、そうした分野にも力を入れていきたいと思う。

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2008年06月03日

つくりたいものは4つ

僕にはつくりたいものが4つある。

1 自分をつくる
2 ライフスタイルをつくる
3 仲間をつくる
4 社会をつくる

「自分をつくる」とは、勉強したり、色々と見聞を広めて、経験を積むことを意味している。その結果、自分の成長を感じることができれば嬉しい。

「ライフスタイルをつくる」とは、自分らしい生き方をすることである。人に押しつけられたり、世間体を気にするわけでもなく、ようは自分にとって快適なリズムで毎日を生きることである。

「仲間をつくる」とは、お互いの生き方を尊重しあえるような仲間つくりのことである。異なる人がたくさんいるほど面白いが、相性がよいことが大切だ。相手の成功や幸せを自分のことのように嬉しく思えたり、自分の成功や幸せを祝福してくれる人こそが仲間なのだと思う。

「社会をつくる」とは、自分だけが快適に生きればいいということではなく、まるで自分が住む街並みを良くするための自分の家つくりをするかのように、ようは幸せのおすそ分けを社会に対してすることである。他者を幸せにするためのお手伝いができる人は、自らもさらに大きな幸せを感じることができるものだ。

僕も40代に入り、これらの4つに対する意識を強めて生きるようになった。

「自分をつくる」ために、勉強会を主催したり、人に教えを請う機会が増やす努力をしている。仕事柄多くのビジネスマンと会うのだが、その一瞬一瞬がすべて貴重な勉強の機会であり、だから私は今の仕事をやめられないでいる。

「ライフスタイルをつくる」ために、時間的な余裕をつくることに一番力を注いでいる。多くの仕事の同僚達のお陰で、僕の仕事にかける時間は、実はそんなに長時間ではない。そのおかげで、毎週ホットヨガスタジオに行って汗を流し、それ以外にも週に1 - 2回は、友人らと食事をしたりJazzを聞きに行ったりして楽しんでいる。料理学校にも通いだし、最近はサルサもはじめた。本を定期的に書き、雑誌に連載を持つようにもなった。ホームページを毎日更新することも、日課であるが楽しい。週末は家族と一緒にゆっくりと過ごしている。旅行に行くことも、自分の生活にとってなくてはならない瞬間である。このように、自分なりに快適なライフスタイルができつつある。今、自分が取り組んでみたいのはJazzボーカルを学ぶこと。「ライフスタイルをつくる」ことは本当に楽しいものだ。

「仲間をつくる」ために、過去3年間は一番労力を費やした。そのお陰で、社内外に、信頼できる仲間達が集まって、一緒に仕事をしたり、遊んだりしている。大人になってからも、こうして新しい仲間を作ることができて、本当に良かったと思っている。 

「社会をつくる」ための行動、ここが自分にとって次のステップ。何を自分はやりたいのか、つくりたいものの集大成であるから、じっくりと見定めていきたいと思っている。今、自分の家をつくっているが、街並みにやさしい家にしたい。これも社会をつくる小さな一歩に違いない。今後はどうやって社会に貢献していけるか、考えることが楽しみでならない。

つくりたいものが4つ。これからもがんばっていきたい。

 

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2008年06月01日

桑田真澄に学ぶ

桑田選手が非凡な理由は、彼の投球術にあるといわれています。これまでも何度もテレビの番組や雑誌の取材などで、桑田選手が独特な感覚でバッターと向き合っていたことを感じさせる話が伝えられてきました。私は桑田選手と同じ年に生まれましたが、野球選手としての彼のファンであると同時に、桑田選手の投球術の発想法そのものに、これまで多くの刺激を受けてきました。

今回は、桑田真澄の投球術をヒントに、【採用のストライクゾーン】について転職エージェントの視点を話してみたいと思います。

ピッチャー(転職エージェント)は、バッター(人材)に自分の自信がある球(求人情報)を投げ込みます(提案する)。そして審判(採用企業)が結果を判断します。このように、転職エージェントの仕事は、まるでバッターと勝負するピッチャーの心理と重ね合わせることができることができます。

(私が転職エージェントのため、自分自身をピッチャーにしましたが、人事部長さんは自分をピッチャーにしてみると、また異なるストーリーができますので、面白い分析になるかと思います。)

ビジネスは一瞬一瞬が勝負であり、ピッチャーがバッターと向き合ったときの緊張感に似ています。紹介する求人情報(投げる球)の組み立ては、転職エージェント(ピッチャー)しだい。エージェントの腕(ピッチャーの投球術、配球術)しだいで、ストライクがとれます。そして面白いことに、採用のストライクゾーンは、勝負するバッターによって毎回代わるのです。

上の話は、採用の現場の実感を野球に置き換えてみたわけですが、前述の桑田選手は、野球の世界でも、実はバッターによってストライクゾーンが違う、そして審判によっても違うと言うことを意識してピッチャーは投球を組み立てるべきだと言うことを言っていました。いわば、配球を考え抜くのがピッチャーの力量だという話ですが、それに転職エージェントの私も大賛成です。
剛速球や変化球(いわば魅力のある求人情報)はピッチャーにとって大きな武器となり、勝負球にもなりますが、だからといって必ずそうした球を投げ込めば、バッターを抑えられるわけではありません。そして、いつも決め球のフォーク(特に魅力ある求人情報)ばかり投げられるわけでもないとくれば、なおさらピッチャーは頭を使って、配球を考える必要があります。
現実は、どんな好球を投げてもバッターに見逃されたり(求人情報に興味を示してもらえなかったら)、またど真ん中のストライクを投げていると主張しても、審判の判断がボール(その人材は不採用)ならば、ピッチャーは引き下がるしかありません。

転職エージェントは、人材に興味を持ってもらえるような求人情報を提供して、興味を持ってもらえれば、まずは半分成功。そしてその人材を採用企業に紹介し、採用してもらえれば、残りの半分が成功します。

ビジネスとして、転職エージェントが腕を発揮するためには、すぐれた球を習得すること、そしてなんといっても優れた投球術を身につけることだと思っています。もちろん、駆け引きもあります。その日の体調も影響があります。精神状態を安定させ、自信を持ってマウンドに上がることが必要です。

桑田選手を見習って、年齢と経験に応じた投球術を、今日も心がけてマウンドに立ちたいと思っています。
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