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人材紹介の仕事がよくわかる本
小松俊明 著
(日本実業出版社)

2008年12月28日

2008、男の本厄もあと三日

41歳になった今年、色々な出来事があった。災難だなと思うこともたくさんあった。ぎっくり腰や四十肩にも悩まされた。おりしも世の中まで本厄というわけでもあるまいに、大不況時代に突入。株価も不動産価格も大幅ダウン。世界と日本までもが本厄をむかえているような印象で、自分の本厄が色あせてしまった感すらある。2009年まであと3日。とりあえず、自分個人の本厄はこれで終わりにして、来年からは盛り返していきたい。2008年度中に新しい仕事に一歩踏み出せたのはホントよかった。2009はいい年にしたい。

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2008年12月19日

不安のトンネルを抜け出すには

誰しも色々な不安と向き合っている。景況感が悪く、雇用が心配な人もいるかもしれない。会社業績が悪く、ぎすぎすした職場でじっとガマンしている人もいるかもしれない。未来を切り拓くビジョンがなく、自分の保身とリストラばかりしている経営者の下で働いている人もいるかもしれない。その結果、仕事が充実せず、実績も思うように伸びず、給料は下がったが、残業時間は増えたという人もいるだろう。
会社都合で退職した人も、この半年の間に格段と増えた。再就職先に満足がいっていない人も多い。まだ就活をはじめていない大学生ですら、自分達の就職が不安と言う。これらはすべて現実の世界であり、おそらく今の時代、周りは不安だらけということらしい。そんな中で、僕は最近よく思うことがある。
この不安の先には何があるのだろう、と。
会社は社員のリストラをスローダウンし、無能な経営者はすでに新しく入れ替わり、企業は内定辞退などはやめて、また新卒学生の採用を再開するのだろう。
会社の業績が戻るかどうか、それは経営者の能力と社員の頑張り次第。この苦しい時期にでも、先見の明を持ち、未来に向けた投資や充電を十分やっていた会社や個人は、トンネルを抜けた先の立ち上がりが早いに違いない。
それはわかっているのだ。
問題は何かと言うと、今のこの現実に直面して不安に包まれている間、多くの人は「動きを止めてしまう」ことである。何とかやり過ごそうと思った結果、問題の根源を見つめることをしなくなるのだ。その場合、不安の連鎖がいつまでも続いてしまう。「動き出していた人」が立ち直るころに、自分だけ乗り遅れてしまう。漠然と気づいていた問題の根源にメスを入れず、やり過ごしていたことに対するツケがまわってくるときが訪れるのである。これは今の不安よりも、さらにいっそう深いレベルで企業や個人を奈落のそこに引きずり下ろす恐れがある。だから、「苦しいときこそアクションが必要」なのである。確かに勇気がいることかもしれない。孤独になるかもしれない。そんなときには、仲間の存在が貴重である。一人だけで乗り越えるのではなく、仲間と一緒に乗り越えていけばいいのだ。
最悪な景況感といったところで、少しずつ回復が始まるときがくる。ようはこの不安のトンネルを抜け出して、その先に何を見たいのか、そしてそのために自分は「動き出しているのか」。
今、一緒に仕事をしている仕事の仲間達がいる。この厳しい時代を共有している同志のようなものだ。不安がないはずはない。確かなものなど、何もない時代である。だからこそ、今、「動き出した」。不思議なもので、仲間になりたいと言ってくれる人があとをたたない。お互いのために、慎重に仕事仲間を増やす必要はあるが、ありがたいものである。やる気がある人、ふんばりがきく人、自分で切り拓きたいと思っている人、皆、大歓迎である。
不安のトンネルを一番先に抜け出すのは、「アクションを起こしている」、この仲間達であると僕は信じている。

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2008年12月14日

ようやくオフィスを決めた

今から10年以上前、アジアの街で自分の会社を始めたことがある。ホームグランドならぬ、まさにアウェィである。もう一昔前、自分はまだ20代後半で、新婚でもあった。オフィスを探して、家具を買って、、、あの当時は事業計画書を書くことに時間をかけたりもした。1997年のアジア同時通貨危機前夜の頃だった。仕事を始めるなら、すぐにスタッフを採用しなきゃ、そう思って動いていた。仕事を受注する前に、現地スタッフの面接を始めていた、そんな思い出がある。
今年9月9日、今度はホームグランドの日本で、いろいろなめぐり合わせの結果、会社を始めることを決断した。年の瀬も迫っており、世の中は不景気真っ只中。おりしも、10月以降は、金融ショックが世界を直撃した。人材紹介会社は軒並み、不景気のあおりで業績が悪化。そんな中、人材紹介業界の救済を念頭に、人材紹介会社へのコンサルティングサービスから始めることに決めた。会社のスタートは最初は自分ひとり。
そうした中、10月、11月が過ぎ、この間、数多くのリクルーターと会い続けてきたが、そうした中で新しい出会いが生まれてきた。
想定していたよりもずっと早く、仲間達が集まってきている。それも、かなり優秀な人物ばかり。そんな仲間達と一緒に集い、何度となく議論を重ねてきたが、ようやく仲間が皆で働けるオフィスを借りる段階になった。都営新宿線、丸の内線、副都心線が交差する新宿3丁目駅の最寄りで、東京医科大学のそばに小さなオフィスを借りた。近くには寄席の末広亭や酉の市で有名な花園神社もある。おしゃれなカフェやさまざまなバー、もちろん飲み屋はたくさんある。デパートや家電量販店、映画館も徒歩圏内にたくさんある。
新宿駅から少し外れている分、静かな場所である。少し足を伸ばせば、徒歩圏内に歌舞伎町、新宿2丁目界隈、大久保の韓国街もある。ようは遊べる場所も満載ということだ。
少し変わったビルに入ったオフィスである。いわゆるオフィス用の雑居ビルというよりも、昔は大型のマンションだったところが不動産ファンドが入って、3年前に大規模な改装をした結果、海外によくある、ホテル内にあるオフィスフロアのような雰囲気のオフィスに仕上げている。大きな入り口、受付やおしゃれなカフェや会議室もあり、セキュリティーも悪くない。古いビルだが、改装して間もないので、意外と新しく雰囲気はいい。エレベーターや廊下にもおしゃれなじゅうたんが敷かれている。テナントはデザインオフィスや、IT系が多いようだ。少しおしゃれに気遣った若い人が多く出入りしているようだ。
まだまだ小さいオフィスだが、バランスのいい環境を選べてよかったと思う。新オフィスで仲間達と一緒に、質の高い仕事をやっていこうと思う。

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2008年12月04日

人材紹介コンサルタントはこれを読んで欲しい

以前、僕のブログで紹介した記事があります。古い新聞記事ですが、6年前に有料職業紹介責任者研修に参加した際に講師の方にもらった記事の抜粋です。

今、金融ショックで景況感が悪く、人材紹介会社も散々な状況にある会社もあります。過去に活躍していた優良な人材紹介コンサルタント自身までもが、経営に失敗した人材紹介会社の都合で職を失う時代に突入しています。ただ忘れないで欲しいのは、人材紹介はプロの仕事。質の高い仕事をすれば売り上げは上がるし、人からも感謝してもらえる仕事。社会に絶対に必要な仕事なのです。

だからこそ、人材紹介コンサルタントは、この仕事の原点を思い出し、何とか、今の不遇な時代を乗り切れるよう、頑張って欲しいのです。

悩んでいる皆さんに、僕からのエールを送ります。

昭和30年10月 朝日新聞記事より
S君(27歳)の妻はこの8月に服毒自殺した。失業中の彼の目の前で。(中略)
むし暑い晩だった。私はその朝、横須賀の駐留軍要員がダメだったという知らせを受け取り、一日中むしゃくしゃしていた。明日もまた早起きして、職安回りをしなければならない。 米びつは空っぽだ。
妻がその晩アルバイトに行くことだけが頼みだった。ところが「疲れているから行かない」と言い出した。一週間前、生みたいという妻を説き伏せて無理に流産させたので、疲れていることはわかっていたが、思わずかっとなってさんざん殴りつけた。「行って来い」と力ない妻を玄関に突き飛ばした。
結局妻は行かなかった。そして寝る前に私のこれからの就職、夫婦の愛情問題まで追及してきた。私は例の愚痴だとは知りながら、「じゃ別れよう」と言ってやった。夫婦になって始めていった言葉だった。
翌朝10時頃目が覚めた。猛烈に腹が減っていた。妻は布団をかぶったまま起きなかった。「お前は俺に飯を食わせないのか」と怒鳴っても反応がない。私は家主から米を借りてとぎはじめた。すると妻が私を呼んだ。しぶしぶ部屋に戻ると妻はもう一度私の名を呼び、小さな声で「さよなら」と言った。そばに小さなビンが転がっていた。青酸カリだ。
胸がドキンと波打った。「バカ!吐け、吐くんだ!」こう叫ぶと私は妻の口に指を突っ込んだり、背中をたたいたり、もう無我夢中だった。だが、医者にかけつける車の中で、私のクビにしがみついていた妻の両腕がガックリと弱った。妻は、私の胸に顔を埋めたまま息を引き取った。

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